こんにちは。一般社団法人じかん社 代表理事の右田 達(みぎた とおる)です。

私の原点は、小学生の頃、体育館で見たドキュメンタリー映画で同和問題に触れたことでした。生まれた地域によって差別を受けるという現実を知り、その不条理に初めて向き合った体験でした。

その後、福祉系の大学に進学し、一般病院や在宅介護支援センター、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所で、ソーシャルワーカーやケアマネジャーとして働いてきました。

東京、神奈川、山梨での実践の中で、制度のはざまなど様々な理由によって困難を抱えたままの人たちに何度も出会ってきました。そのたびに「何とかしたい」という思いを抱いてきました。

そして、本人たちとともに問題を解決していく「ソーシャルワーク」を広げる場をつくりたいと考えるようになりました。

2023年3月、羽黒小学校近くの空き家に出会ったことをきっかけに、甲府市空き家活性化事業を活用して「コミュニティハウスはぐろ・う」を開所しました。

ここでは、同じ地域で出会った運営メンバーや、活動を通してつながった人たちとともに、駄菓子屋やカフェ、子どもの料理教室など食にまつわる活動を行っています。コミュニティスペースではイベントや学習会、ミーティングなども開かれています。

2025年5月に一般社団法人じかん社を立ち上げ、同年8月には「居宅介護支援事業所 日々、良い一日。」を開設しました。

コミュニティハウスはぐろ・うを拠点に、介護保険の枠組みの中だけにとどまらない、生活全体に関わるソーシャルワークを実践しています。

現在、一人暮らしの高齢者や認知症の方だけではなく、多様な課題を抱えたまま高齢化していく世帯も増え、ソーシャルワークの必要性はますます高まっています。

しかし、このような課題は社会のあちこちに存在しており、限られた専門職だけでは対応が追いつかない現実があります。

いま、学校にはスクールソーシャルワーカーがいて、病院には医療ソーシャルワーカーがいます。

同じように、コミュニティハウスはぐろ・うには、駄菓子屋でソーシャルワークをする人、キッチンでソーシャルワークをする人、コミュニティスペースでソーシャルワークをする人がいます。

それぞれの立場や視点から、地域の人に寄り添った活動が生まれています。

なかでも駄菓子屋は、子どもたちや地域の人が気軽に立ち寄る場所として、多くの関係性が生まれています。特別な相談の場ではなく、日常の中で人が出会い、言葉を交わす時間の中から、自然とソーシャルワークが生まれています。

ソーシャルワークは、専門家だけのものではありません。

人と人とがつながり、困りごとに気づき、ともに解決を考える営みは、誰もが担うことができるものです。

カフェでもいい。

スーパーでもいい。

ちょっと人が立ち止まる場所に、ソーシャルワークがある。

そんな地域を広げ、困りごとを抱えたままの人を減らしていきたいと考えています。

私たちの挑戦は、まだ始まったばかりです。

ぜひ一緒にこのソーシャルな輪を広げましょう。

どうぞ応援をよろしくお願いいたします。

代表理事  右田 達